プラスチック – 難燃性ポリエチレン – TKG 遠藤商事株式会社

FAQ

プラスチック – 難燃性ポリエチレン

難燃性ポリエチレンとは?

  • プラスチックは有機合成物の宿命から、難燃性といっても炎に長時間さらされ続けた場合、燃え出す可能性があり、コンクリートや鉄などの耐火性とは本質的に その意味する言葉が異なる。プラスチックにおける難燃性(燃焼性または耐炎性とも呼ばれる)とは、炎の強さ、さらされる時間に対して、どこまで耐えること ができるかという程度を示す。ラバーメイドの下記製品には、個々の品種ごとに厳格な試験を施すUL規格の要求特性をクリアした難燃性材料を起用。長時間炎 にさらされても燃え出しにくい特性を備えている。

それぞれのプラスチックの特長を教えて?

  • 見分け方

    項目
    材質名
    外観例では 製品例では カラー例では
    ポリエチレン 柔らかく、ロウのような感触 バケツ、たらい、ゴミ容器、洗面器、かご、コップ、ポリ袋、のりのチューブなど 物色は美しいが中間色が多い
    ポリプロピレン ポリエリレンに似ているが、ポリエチレンよりツヤがよい バケツ、洗桶、洗面器、密封容器、ざる、かご、食卓容器、浴用品、コップ、丼など ポリエチレンに似ている
    スチロール ガラスに似ている
    たたくと金属音がする
    台所、食卓用容器、玩具、コップ、歯ブラシ、アイスクリームの容器など 鮮明
    メラミン 感触が陶磁器に似ている 食器、箸、盆、化粧板、灰皿、容器など 美しい
    アクリル ガラスに似ている。スチロールより、ツヤがあり、しっとりしている パンケース、バターケース、ポット類などの卓上用品、鏡、時計のガラスなど ガラスより透明度があり美しい
    塩化ビニール ツヤがある スダレ、ブラインド、ホース、ハンドバック、カーテン、レインコート、電話機など 美しい
    ユリア ツヤがあるつめではじくとコツコツと硬い音がする ボタン、キャップ、玩具、時計枠など 美しい
    ABS スチロールに似ているがスチロールよりツヤがある 掃除機、台所容器、家具、テレビのハウジング、トランク、保安帽など 着色は自由で美しい
    FRP 持ってみて重い。繊維状の補強材が見える場合もある 浴槽、椅子、保安帽、釣竿など 美しい
    ポリカーボネイト どんなにたたいても割れない 哺乳ビン、サラダボール、ライター、各種食器容器など 美しい
    AS ガラスに似ている 食器、ジューサーケース、扇風機の羽根、卓上用品など 鮮明
    フェノール 漆器に似ている 椀、丼、重箱、盆、弁当箱、鍋のつまみ、把手、電話機など 黒、濃い赤などの暗色が多い
    EVA ゴムに似ている。 靴底、浴用シューズ、マット、玩具用車輪、冷水筒、製氷皿、ブラシなど 鮮明
    アセテート セルロイドに似ている メガネの枠、ドライバーの柄、洋服ブラシの柄など 美しい
    低発泡スチロール 表面が木目に似た感じ 風呂のすのこ、流しすのこ、印函、テレビのグリル照明のカバーなど 鮮明
    ナイロン しっとりとした感触 容器、戸車、食器、ファスナー、食器の包装材料など ツヤがあり鮮明

それぞれのプラスチックの特長を教えて? 

  • 選び方

    項目
    材質名
    耐熱温度(℃) 耐冷温度(℃) 直接火にかけてよいか 火のそばにおくと 煮沸できるか 沸湯水には 落としたら
    ポリエチレン 70~110 -60~-70 軟化したり変化する場合 耐えない 割れない
    ポリプロピレン 120 -60~-70 耐える 割れない-3~-4℃以下では割れる場合もある
    スチロール 60~80 -30 耐えない 割れる場合もある
    メラミン 150 -30 軟化しない 耐える まれに割れる場合もある
    アクリル 65 -50 軟化したり変化する場合がある 耐えない ほとんど割れない
    塩化ビニール (硬質)70~80 (軟質)-10(硬質)-30 耐えない場合が多い 割れる場合もある
    ユリア 100~120 -30 耐える 割れる場合もある
    ABS 70~100 -40但し、衝撃のない場合 耐えない 割れにくい
    FRP 150 -50 軟化しない 連続の時は耐えない 割れない
    ポリカーボネイト 130~145 -80 軟化したり変化する場合がある 耐える 割れない
    AS 80~90 -30 耐えない 割れる場合もある
    フェノール 150~180 -30 軟化しない 耐える 割れる場合もある
    EVA 80 -70℃以下 軟化したり変化する場合がある 耐えない 割れない
    アセテート 40~60 -30 耐えない 割れない
    低発泡スチロール 60~80 -30 耐えない 割れる場合もある
    ナイロン 150 -20 軟化しない 耐える 割れない

それぞれのプラスチックの特長を教えて? 

  • 使い方

    項目
    材質名
    加熱したフライパン鍋類をのせると 表面硬度 消毒方法 水に浮くか 吸水率(%)
    ポリエチレン 軟化したり変化する場合がある 硬く強い 80℃の湯(沸騰水3対水1の%で混ぜる)に3分間ひたせばよい 浮く 0.01
    ポリプロピレン 浮く 0.01以下
    スチロール 硬くややもろい 浮かない 0.02~
    0.04
    メラミン 軟化しない プラスチックの中で最も硬く強い 沸湯水をかける 浮かない 0.1

    0.2
    アクリル 軟化したり変化する場合がある アルミ程度 ポリエチレンと同じ方法 浮かない 0.3
    塩化ビニール 硬く強い 浮かない 0.1

    0.3
    ユリア 長く使用すると、火ぶくれ状態になる場合がある 浮かない 0.8

    2.5
    ABS 軟化したり変化する場合がある 浮かない 0.3

    0.5
    FRP 軟化しない 硬く強い 80℃の湯(沸騰水3対水1の%で混ぜる)に3分間ひたせばよい 浮かない 0.2
    ポリカーボネイト 変化なし 硬く、金属にかわるプラスチックといわれる 浮かない 0.24
    AS 軟化したり変化する場合がある 硬い 浮かない 0.5
    フェノール 軟化しない 硬く強い 浮かない 0.3~1.0
    EVA 軟化したり変化する場合がある 柔らかく、しなやか 70℃の湯に3分間ひたせばよい 浮かない 0.01
    アセテート 硬く強い 浮く 2.5~3.0
    低発泡
    スチロール
    硬くややもろい ポリエチレンと同じ方法 浮かない 0.02~0.04
    ナイロン 浮かない 3.5

それぞれのプラスチックの特長を教えて? 

  • 使い方

    項目
    材質名
    日光の影響 塩分に対して(塩、ショーユ、ミソ、漬物など) 酸に対して(塩干、人工着色品など) 食用油に対して(バターなど) アルカリに対して
    ポリエチレン 少し受ける
    ポリプロピレン
    スチロール ほとんど受けない
    メラミン フェノールより少ないが少し受ける まれに色がつくことがある
    アクリル ほとんど受けない
    塩化ビニール 少し受ける
    ユリア
    ABS

それぞれのプラスチックの特長を教えて? 

  • 参考

    項目
    材質名
    アルコールに対して 臭い 毒性 廃棄物は地方自治体で回収してくれるか
    ポリエチレン ほとんどなし なしFDA・日本食品衛生協会認可済 くれる焼却炉の作成には、協力していきたい
    ポリプロピレン ほとんどなし なしFDA・国県の衛研などの認可済 くれる焼却炉の作成には、協力していきたい
    スチロール 長く使うと不透明になる場合もある ほとんどなし なし厚生省告示第434号に適合 くれる
    メラミン なし なしFDA・国立衛生試験所、日本食品衛生協会認可済 くれる
    アクリル なし なし くれる実験ないし研究中
    塩化ビニール (軟)少しある(硬)ほとんどなし 原料は毒性なし くれる
    ユリア なし 食品用には不適 くれる
    ABS 少しある なし日本食品衛生研究所認可済 くれる研究中
    FRP なし なしFDA認可済 浴槽は町の風呂屋が回収し、メーカーが処理する場合が多い
    ポリカーボネイト なし なし都の衛研・愛媛の衛研などの認可済 くれる
    AS 長く使うと不透明になる場合もある 少しある なし厚生省告示第434号に適合 くれる
    フェノール なし なし大阪衛研などの認可済 くれる
    EVA 少しある なしFDA・都立衛生試験所認可済 くれる焼却炉の作成には協力していきたい
    アセテート なし なし都立衛研認可済 くれる
    低発泡
    スチロール
    長く使うと不透明になる場合もある ほとんどなし なし厚生省告示第434号に適合 くれる
    ナイロン なし なし くれる産業ゴミは各成形メーカーが責任をもって処理する